今週もマネックスクリプトバンクから、Web3.0界隈の動きをお伝えします。
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注目トピックス解説
ビットコイン現物ETF、全11銘柄の経費率は?
コメント:宮本
1月10日、米国でビットコイン現物ETFが承認されました。ビットコイン現物ETFのポイントについては同日配信のトピックにて解説されていますので、ぜひそちらもご覧ください。
このトピックでは承認された全11銘柄について、手数料やベンチマーク、カストディアンなどの3つの項目を比較していきたいと思います。
まずは手数料、すなわちETFにおける経費率についてみていきましょう。11銘柄の経費率は以下の通りとなっています。
BlackRockやARK Invest、Invescoなどが発売前に手数料を引き下げるなどといった激しい手数料競争が行われたことで、ビットコイン現物ETFの経費率は当初想定されていたよりも低い水準となっていることが特徴的です。さらに、発売後である1月11日にもFranklinが経費率を0.29%から0.19%に引き下げることを発表しており、手数料競争は今後も継続する可能性があります。
Bloombergによると、手数料の免除が設定されているETFの1月12日時点でのAUMは、IBITが約5億ドル、FBTCが約4億2700万ドル、BITBが約2億2500万ドル、ARKBが約1億1000万ドル、EZBCとBTCOが約4900万ドル、BRRRが約2800万ドル、BTCWが約300万ドルとなっています。
次にベンチマークについてみていきましょう。ベンチマークには、11銘柄のうち5銘柄でCME CF Bitcoin Reference Rate – New York Variant(BRRNY)が用いられています。
ベンチマークにBRRを用いていない銘柄としては、BITB、FBTC、GBTC、BTCO、HODLの5つが挙げられます。それぞれベンチマークにBitwise Bitcoin Total Return Index、Fidelity Bitcoin Reference Rate、CoinDesk Bitcoin Price Index、Lukka Prime Bitcoin Reference Rate、MarketVector Bitcoin Benchmark Rateが用いられています。
最後にカストディアンについてです。カストディアンは、11銘柄のうち8銘柄でCoinbase Custody Trust Companyとなっています。残りの3銘柄については、HODLがGemini Trust Company、FBTCがFidelity Digital Asset Services、DEFIがBitGo Trust Companyとなっています。ほぼ全ての銘柄が暗号資産取引所であるCoinbaseやGeminiをカストディアンとして選択した一方で、FBTCは自社の子会社を、DEFIは暗号資産カストディサービスであるBitGoをカストディアンとして選択しています。
ついにビットコイン現物ETFが承認!知っておきたいビットコインETFの2つの話
コメント:中坪
まずは複数承認されたETFのなかでも注目の銘柄についてです。今回承認されたのは11銘柄で、初日の合計取引高は46億ドルを超えました。最も取引高が高かったのは暗号資産資産管理会社のグレイスケール・インベストメンツが提供するグレイスケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)で、23億ドルでした。そもそもGBTCは数年前からクローズドエンド型の 投資信託として存在しており、今回のETF申請は新規設定ではなくETFへの転換を希望するものでした。しかしSECからは2021年から複数の先物ビットコインETFは承認するものの、断固として現物ETFを却下し続けていました。これに対してグレイスケールが起こした訴訟においてグレイスケール側に有利な判決が下ったことが今回の現物ETF承認においても重要な役割を果たしたと考えられます。実際、SECのゲンスラー委員長が今回の承認にあたって発表した声明において件の裁判とGBTCのことが言及されています。そんなGBTCは既存の投資家の売りも大きく出たと見られており、そのため取引高も頭ひとつ抜けたようです。
このようなETF化のメリットがある一方、暗号資産の最大の特徴の一つである24時間365日取引可能であるという良さが失われることは忘れてはなりません。依然ボラティリティが大きいということは今回の一連の承認可否の報道直後のチャートを見れば一目瞭然ですが、このような乱高下は市場が閉まっている土日祝日などにも起こりうります。現物ビットコインを持つ投資家は休日でも取引可能ですが、ETFの場合は次の市場営業日までポジションの整理ができません。ビットコイン現物ETFを日本でも購入可能になる際には暗号資産の税制変更などが必要となると考えられるため、このような点に日本の投資家が注意すべき状態になるのはもう少し先になりそうですが、頭の片隅においておくといいかもしれません。
注目の資金調達(1/1~1/14)
※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。
Memecoin (MEME)
日付: 01月04日
調達額: —
ラウンド: Strategic
投資家: Binance Labsなど
カテゴリー: NFTs
プロジェクト概要: メムコイン(MEME)は、メムランド内のNFTエコシステムを推進する独占的なデジタル通貨です。9GAGによって設立されたWeb3ベンチャースタジオであるメムランドは、SocialFiとクリエイターエコノミーの構築とサポートに専念しています。その主な目的は、MEMEトークンとNFTを活用して、クリエイターとコミュニティのつながりを促進することです。ネイティブトークンであるMEMEは、メムランドプラットフォーム内でのさまざまな活動(NFTの購入や取引など)をユーザーに可能にします。メムランドの焦点は、クリエイターエコノミーの社会的および金融的側面を向上させるプロジェクトの開発と投資の両方にあります。ブロックチェーン技術、メムコイン、NFTの潜在能力を活用することで、メムランドはクリエイターとコミュニティの相互作用と協力を促進する活気あるエコシステムを創造することを目指しています。
TrendX
日付: 01月08日
調達額: $1.00M
ラウンド: Seed
投資家: Foster Labsなど
カテゴリー: Web3
プロジェクト概要: TrendXはAI技術と大規模な言語モデルを組み合わせた包括的なプラットフォームで、Web3のトレンドを追跡・分析します。知的な取引とシームレスに統合することで、TrendXは次世代のAI駆動取引のためのプラットフォームとなることを目指しています。数十億人のユーザーに焦点を当て、TrendXはWeb3プロジェクトの探索、ホットスポットの特定、トレンドのモニタリング、一次投資と二次市場取引の両方を可能にします。AIの能力を活用することで、TrendXは急速に進化するWeb3市場でユーザーに貴重な洞察と機会を提供します。使いやすいインターフェースと高度な機能を備えたTrendXは、ユーザーがWeb3エコシステムをナビゲートし参加する方法を革新することが期待されています。
Ta-da
日付: 01月09日
調達額: $3.50M
ラウンド: Undisclosed
投資家: Morningstar Venturesなど
カテゴリー: Web3
プロジェクト概要: ターダは、クラウドソーシングを活用して従来のデータ収集方法を革新するAIデータマーケットプレイスです。世界中から多様なユーザーコミュニティを集めることで、高品質なデータを公正な価格で入手できるプラットフォームを提供しています。ターダの革新的なアプローチは、倫理的なヒューマンインザループプロセスの統合により、収集されたデータの正確性と信頼性を確保しています。 クラウドソーシングにより、ターダはユーザーがデータを収集するだけでなく、検証することも可能にし、コミュニティ参加を促進する協力的な環境を作り出しています。このアプローチにより、さまざまな視点と場所からデータを収集することができ、包括的で多様なデータセットが得られます。 ターダの主な利点の一つは、価格の柔軟性です。ユーザーは必要なデータに対して支払いたい価格を自由に選ぶことができ、あらゆる規模のビジネスや組織にとって費用効果の高いソリューションとなっています。 要約すると、ターダは革新的なAIデータマーケットプレイスであり、クラウドソーシングの力を活用して高品質で検証済みのデータを公正な価格で提供しています。
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