MCBリサーチ:オラクルサービスChainlinkを活用したダイナミックNFTの基礎開発ガイド

マネックスクリプトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表:万代惇史、以下「マネックスクリプトバンク」)は、「Chainlinkオラクルを活用したダイナミックNFTの基礎開発ガイド」と題し、任意の条件によって絵柄などのメタデータが変化するダイナミックNFT(以下、DNFT)の開発に関するレポートを配信開始しました。DNFTで重要となるオラクルサービスについても解説しています。本レポートは、弊社運営のWEB3メルマガ「wEB3メルマガ by MonexCryptoBank」を購読することで誰でも無料でお読みいただけます。

レポート概要

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レポートテーマ

テーマ:オラクルサービスChainlinkを活用したダイナミックNFTの基礎開発ガイド

目次

  • DNFTとは?
  • DNFTの使用例
    • ラメロ・ボールNFT
    • サガン鳥栖ファントークン
    • レコチョクチケット
  • DNFTのコード開発
  • オラクル:Chainlinkとは?
    • Chainlinkが提供しているサービス
    • Chainlinkの使用方法
  • 実際にDNFTを作ってみた
  • DNFTのガス代について
  • 最後に

DNFTとは?

DNFTとはDynamic Non Fungible Tokenの略称であり、日本語では動的NFTと呼ばれています。このDNFTは、従来のNFTの「固有の価値を持つデジタルデータ」という性質を保ちつつ、外部条件によってデータを更新する機能を持ち、動的性を兼ね備えたNFTのことを主に指します。

本来NFTはミント(発行)された時にそのトークンのメタデータ(画像やその他NFTに関連する情報)が一つに定まり変わることがないのに対して、DNFTはスマートコントラクトによってNFTのメタデータを変更することができるようになります。

このようなデータの更新ができるということは、会員権のグレードやゲームキャラクターの能力などステータスの変動が起こるものや、不動産・自動車など時間やメンテナンス歴などで状態が変化するものをトークン化する際に有用であり、NFTの活用方法に大きな可能性をもたらします。

簡単な例を示すと、下の図のように講演会の入場券を来場によって変化するDNFTとして発行する場合、単に入場券を購入したことだけでなくその講演会に参加したことも入場券のNFTによって証明することができ、参加者は講演会の記念としてDNFTを受け取り、楽しむことができます。

オラクル:Chainlinkとは?

ブロックチェーンは原則ブロック上に記録されていないデータにアクセスしたりプッシュしたりすることができない孤立したネットワークです。そのブロックチェーンが実用的に利用されるためには、ブロックチェーンを外の世界と繋げる必要があります。

例えば、金融スマートコントラクトではマーケット情報や決済情報などを必要とし、保険スマートコントラクトでは保険金の支払いを決定するために健康データやイベント情報などを必要とするなど、外部との接続は異なるテーマごとに必要不可欠な要素です。

その外部との接続を実現するのが「オラクル」であり、オラクルがブロックチェーンと外部との情報のやり取りを仲介することでスマートコントラクトの利用範囲を拡大します。

ここで重要となってくるのはオラクルから取り込まれたオフチェーンデータの信憑性の確保と、また単独のオラクルを活用する際に懸念される単一障害点という二つの課題です。この二つは「オラクル問題」と呼ばれます。

オラクル問題の解決方法をめぐる議論の詳細はここでは割愛しますが、特定の機関に依らず検証レイヤーとデータソースを分散化することでオンチェーンに取り込むデータの信頼性を向上させようとする様々な取り組みが行われています。

Chainlinkは先に紹介した二つの課題の解消に取り組む業界最大手のオラクルプロトコルです。複数のサービスの運営をしており、その中には任意のAPIからデータをオンチェーン上に取り込んだり、コントラクトの自動化などDNFTに活用できるものが多くあります。

実際にDNFTを作ってみた

これまでに紹介したDNFTとChainlinkのサービスを使用して、マネックスクリプトバンク独自に簡単なDNFTを作成してみました。

このDNFTはChainlinkのData Feedによってビットコインの価格データを日次で取得し、前日と比較した上昇率、下落率に応じてメタデータが変化します。

具体的にはビットコインの価格が前日から5%以上UP、3~5%UP、ほぼ横ばい、3~5%DOWN、5%以上DOWNの5段階でブルベア指数をモチーフとした絵柄が変化するDNFTとなっています。

MCB RESEARCH刊行にあたって

最近では「web3」と呼ばれる次世代のインターネットが世界的に注目され、日本においても政府が骨太方針の中でweb3環境の整備を推進している。web3とは、人によって捉え方は様々だが、ブロックチェーンを基盤とするP2P型のインターネットを指し、その上では暗号資産の技術を活用した様々なデジタル資産がやり取りされる。

今やweb3は暗号資産やブロックチェーンを盛り上げるインターネットのトレンドワードとして存在している。世界中の企業がweb3における新しい事業の可能性を模索する中、分散型金融(DeFi)やノンファンジブルトークン(NFT)、自律分散型組織(DAO)、メタバース、ブロックチェーンゲームなどといった多くのテーマが登場している。しかし、これらのテーマを含むweb3の到来によって各業界のビジネスがどのように変化しうるかについては明らかではない。

そこでマネックスクリプトバンクではweb3の各テーマに関するリサーチおよび研究内容をまとめたレポート「MCB RESEARCH」を刊行することにした。本誌ではweb3全般の技術動向に着目した「TECH」シリーズと、暗号資産のマーケット動向に関連した「CRYPTO」シリーズなどに分けて内容をお届けする。

なお本誌は、価格変動の伴う暗号資産やNFTについて取り上げるが、客観的な情報提供を第一義としており、ここで取り上げる暗号資産等の売買を推奨するものではない。読者が本誌の内容を投資判断に活用する場合には、弊社は一切の責任を負わないものとする。

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info●cryptobk.jp(●を@に変えて送信してください)

担当:松嶋、前野

マネックスクリプトバンク株式会社について

マネックスクリプトバンク株式会社は、2017年12月に設立され、暗号資産やブロックチェーンのサービスに関する調査、研究、企画、開発及びコンサルティングを提供しています。東証一部上場企業であるマネックスグループ株式会社の100%子会社であり、暗号資産・WEB3・ブロックチェーンに関するニュースレターやリサーチ、相場展望を配信している他、ビットコインがもらえる二ュースアプリ「Cheeese」などのサービスを運営しています。

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