今週もマネックスクリプトバンクから、Web3.0界隈の動きをお伝えします。
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注目トピックス解説
誰でも簡単に独自のレイヤー2を立ち上げられる「Rollup-as-a-Service」とは?
コメント:宮本
Rollup-as-a-Service(RaaS)とはどのようなものでしょうか?従来のサービスとの相違点とともに詳しく見ていきましょう。
一方で、こうしたツールを用いてレイヤー2を立ち上げるためには専用のノードをセットアップする必要があります。専用のノードに用いられるクライアントはEthereumのものとは異なるため、保守運用の難易度が高いことがひとつのハードルとなっていました。また、ノードのセットアップ時にスマートコントラクトをEthereum上にデプロイする必要があることから、スマートコントラクトに関する知識も必要となることも参入障壁のひとつとなっていました。
独自のレイヤー2を立ち上げるメリットとして、Ethereumと比較してガス代が安いこと、セキュリティ機能のカスタマイズ性が高いこと、独自のネイティブトークンを導入してガス代の支払い手段に設定できることなどが挙げられます。このような特性から、ブロックチェーンゲームやdAppsなどが主なユースケースとして考えられます。
今回発表されたAnkrのRaaSは「Ankr Scaling」のサービスとして提供されることが明記されています。Ankr Scalingは以前からノードを自前で用意することなくサイドチェーンを立ち上げられるサービスを提供しており、今回RaaSが新たに加わったことによりサイドチェーンに加えてレイヤー2も立ち上げられるようになった形です。Ankr以外にRaaSを提供しているプロバイダーとしてはCalderaやConduit、AltLayerなどがありますが、これらはいずれもzkSyncに対応していないため、Rollupへの対応数という観点ではAnkrが優れているといえそうです。
Ethereumのガス代は、dAppsやブロックチェーンゲームに利用するには依然として高い水準にあるといえます。今回発表されたようなRaaSによって、より多くのdappsやブロックチェーンゲームが独自のレイヤー2を簡単に運用できるようになることが期待されます。
米Coinbase提供のウォレットアプリでTiktokやインスタグラム上での送金が可能に
コメント:中坪
また、送金は即時かつ手数料無料であることも大きな特徴です。海外送金も可能で、こちらの場合にも手数料は発生しません。「メッセージを送るくらいに送金を簡単に」という言葉通りのアップデートであると言えるでしょう。現在、リンクを使っての送金が可能なクリプトは、Coinbaseが開発するブロックチェーン“Base”上にあるネイティブUSDCとETH、ポリゴンチェーン上にあるネイティブUSDCとブリッジUSDC、そしてポリゴンチェーンが発行するトークンであるMATICの5種類です。
海外でこのような個人間送金が可能なサービスの代表例としてグローバルではPayPal、米国ではその子会社であるVenmoというアプリケーションが挙げられます。これらのサービスでは相手のメールアドレスやユーザーネーム、QRコード、電話番号で相手を特定して送金することができ、一部では暗号資産決済にも対応しています。
日本国内では類似のサービスとしてPayPayなどのQRコード決済アプリがあります。例えばPayPayではPayPal同様の個人を特定する手段で送金が可能です。またCoinbase Wallet同様にリンクを発行して任意の相手にSNSでリンクを送ることもでき、実際この形式で送金をしている人もかなり見かけます。リンクをSNSに送るというのが一番手っ取り早いと感じるユーザーも多いとみられ、今回のCoinbase Walletのアップデートもそういったユーザーのニーズに合わせてリンクという形式での送金にこだわったのではないでしょうか。
今回のアップデートでは高インフレ国家の人々も価値の安定した通貨にアクセスできるようにしたいという金融包摂的な目的も含まれているようです。どんな人でもCoinbase Walletが使いやすいようにシンプルな画面表示も選択できるようになるとしており、一層多くの人々に利用されるウォレットとしての位置付けを狙っていることが伺えます。一方、すでに個人間送金サービスはグローバル/ローカルの両方で多くサービスが提供されており、特に先進国ではわざわざステーブルコイン建てで送金する場面がみられるのはかなり珍しいことになるのではないでしょうか。
ビットコインETFの承認などでここ1ヶ月近く価格が上がり続けている暗号資産相場ですが、クリプトの春が近づけばそれに伴って新規参入する人も増えるでしょう。Coinbaseとしてはそのような人々を狙ったマスアダプションを目指しているのかもしれませんが、マスアダプションのマスは誰なのか、という点は慎重に考える必要がありそうです。
注目の資金調達(12/4~12/10)
※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。
Igloo
日付: 12月04日
調達額: $36.00M
ラウンド: Pre-Series C
投資家: Eurazeoなど
カテゴリー: Others
プロジェクト概要: イグルーは、個人のニーズを優先し、わかりやすく、使いやすく、手頃な価格で、透明性があり、要件に合わせた保険サービスを提供する革新的な保険テクノロジー企業です。保険手続きを簡素化することに強いコミットメントを持ち、時間のかかる手続き、余分な保険代理店、複雑な保険ポリシーの詳細などの非効率を排除するために、知的なソリューションを常に追求しています。最新のデザインとテクノロジーを活用することで、イグルーは保険業界を革新し、顧客にシームレスでストレスフリーな体験を提供することを目指しています。透明性と関連性への重点を置くことで、個人は保険の内容を簡単に理解し、情報に基づいた決定をすることができます。イグルーの使命は、今日の消費者の変化するニーズに応える、アクセス可能で顧客中心のソリューションを提供することによって、保険を再定義することです。
Babylon
日付: 12月04日
調達額: —
ラウンド: Undisclosed
投資家: ABCDEなど
カテゴリー: DeFiInfrastructure
プロジェクト概要: バビロンプロジェクトは、ビットコインのためのスケーラブルなセキュリティプロトコルを開発することで、分散化された世界のセキュリティを向上させることを目指しています。バビロンは、ビットコインの3つの重要な側面を活用しています:資産としての役割、信頼性のあるタイムスタンプサーバーとしての機能、そして検閲に対して最も抵抗力のあるブロックチェーンです。革新的なプロトコルを作成することにより、バビロンはより安全で分散化された未来を描いています。プロジェクトの焦点は、ビットコインのユニークな機能を効果的に活用して、分散化エコシステム内のさまざまなアプリケーションに向けた強化されたセキュリティを提供するプロトコルの設計にあります。先駆的なアプローチにより、バビロンはより安全で強靭な分散化インフラの進歩に貢献することを目指しています。
Endless Clouds
日付: 12月05日
調達額: $2.50M
ラウンド: Undisclosed
投資家: Animoca Brandsなど
カテゴリー: Others
プロジェクト概要: エンドレスクラウズは、ゲーム開発スタジオであり、現在はTreeverseというMMORPGの制作に取り組んでいます。Treeverseは、プレイヤー同士の相互作用、資源の獲得、キャラクターの成長、ダンジョン内での戦闘を重視したゲームです。Treeverseは、プレイヤーが交流し、協力し、一緒に探索できる仮想世界を提供することを目指しています。 ゲームの中心的な特徴は、強いコミュニティ意識を育み、プレイヤーが同盟を結び、友情を築くことを奨励することです。グループクエストや協力チャレンジなどのさまざまなゲーム内活動を通じて、プレイヤー同士が交流し、持続的な関係を築く機会が豊富にあります。 Treeverseでは、資源の収集が重要な役割を果たします。プレイヤーは強力な武器、防具、その他の必須アイテムを作るために、材料やアイテムを集める必要があります。このゲームの要素は、プレイヤー同士の探索と協力を促進し、レアで貴重な素材を取得するために資源を交換したり、協力したりすることができます。
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