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注目トピックス解説
暗号資産市場でAIエージェントが注目を集める、AI16Z、VIRTUALなど関連銘柄の価格が高騰
暗号資産市場で『AIエージェント』分野に注目が集まっています。AIエージェントとは、暗号資産市場やソーシャルメディア(主にX)上で自律的に活動するプログラム(AIボット)のことを指します。これらのAIエージェントは、自律的に情報を収集・分析し、オンチェーン上で何らかの行動を起こすという特徴があります。注意していただきたい点は、AIエージェントはChatGPTのようにユーザーからの指示に応じて動作するAIではないという点です。
AIエージェントはプロジェクト独自のトークンを発行しており、それらトークンの価格も注目度に比例して高騰しています。以下より、特に注目度の高い3つのAIエージェント関連トークン(Virtuals、ai16z、aixbt)を解説します。
Virtuals Protocol(バーチャルズ・プロトコル)
Virtuals Protocol(以下、Virtuals)は、カスタマイズ可能なAIエージェントを誰でも作成できるようにしたプロトコルです。Virtualsを通して作成されたAIエージェントは自律的に活動し、ユーザーと対話したり、独自のトークンを発行したりできます。なお、Virtuals自体はEthereumのレイヤー2ブロックチェーンであるBaseを基盤として稼働しています。Virtualsを応用して作成されたAIエージェントの具体例としては、後ほど紹介するaixbtが代表例として挙げられます。
加えて、Virtualsを使用したプロダクトで特徴的なものとして、LunaというバーチャルアイドルAIエージェントが挙げられます。このAIエージェントは、Virtualsのライブストリーミング機能を通して24時間365日休まずに配信を行っており、ファンと積極的に交流しています。さらに、Lunaは自身の暗号資産ウォレットを所有しており、ファンとのエンゲージメントに応じてLUNAトークンを配布するなど、独自のエコシステムの形成を実施しています。
Virtualsの独自トークン「VIRTUAL」の価格は過去1か月間で約133%上昇しており、大きな盛り上がりを見せています。
出典元:https://app.virtuals.io/virtuals/68
ai16z(エーアイ・シックスティーン・ズィー)
ai16zは、ブロックチェーン上の分散型AIヘッジファンドとして機能しているAIエージェントです。そのネーミングは、世界的に著名なベンチャーキャピタルであるa16z(Andreessen Horowitz)を模倣しています。ai16zは、オンチェーンデータや市場価格、ソーシャルメディア上のセンチメント情報をリアルタイムで収集・分析し、最適な投資戦略を構築するように構築されています。プロジェクトの目的は一般的なヘッジファンドと同じく資産運用と出資者への利益分配となっていますが、それを達成するために、AIを活用した自動資産運用、スマートコントラクトを基にした収益分配、AIエージェントへのガバナンス機構の構築を行っている点が特徴的です。
ai16zは独自トークンであるAI16ZをSolanaブロックチェーン上で発行しています。ユーザーはAI16Zトークンを購入し、オンチェーン上で流動性提供を行うことにより、ai16zというヘッジファンドの出資者となります。さらに、一定の条件を満たした出資者はAIエージェントに対して運用アイデアの提案ができるようになり、AIによる意思決定に影響を与えることができます。
なおai16zは、ElizaOSという自律型AIエージェントの基盤をオープンソースで提供しており、AIエージェント開発のための環境整備を牽引しています。
ai16zの独自トークン「AI16Z」の価格については過去1か月間で約222%上昇しており、Virtualsを上回る騰落率となっています。
aixbt(エーアイ・エックス・ビー・ティー)
aiXBTは、X(旧Twitter)上で自律的に情報発信を行うAIエージェントです。発信内容は、特定のトークン(仮想通貨)に関する投資助言や市場動向の情報に特化しています。この情報は、X上の仮想通貨系インフルエンサーの発言、市場価格、テクニカル分析など、さまざまなオンチェーンデータやマーケット情報をAIが総合的に判断して出力した結果となっています。
aiXBTの独自トークン「AIXBT」についてもVirtualsやai16zと同じく高騰しており、過去1か月間で約146%の上昇を見せています。
AIエージェントは、予測や推論が得意なAI、経済活動の効率化を実現したブロックチェーン、という2つのテクノロジーの特徴が組み合わさったアイデアだと考えられます。今後、AIエージェントの発展が暗号資産市場が盛り上がる起点になる可能性もあるため、優先的にウォッチしておきたい分野でしょう。
注目の資金調達(12/30~1/5)
※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。
DataDance
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投資家: –など
カテゴリー: Infrastructure
プロジェクト概要: DataDanceは、ユーザーのプライバシーを重視したEthereumベースのLayer 2ネットワークです。高度な暗号技術を用いて、データと取引の機密性を保ちます。
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