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注目トピックス解説
NFTコレクション「Pudgy Penguins」の時価総額が第2位に、「Bored Ape Yacht Club」を抜く
コメント:宮本
12月9日、NFTコレクション「Pudgy Penguins」の時価総額が「Bored Ape Yacht Club」を抜いて第2位となったという報道がありました。NFTコレクションの時価総額は、フロアプライス(市場の最低価格)にNFTの総発行数を乗算する形で計算されています。
Pudgy Penguinsの時価総額は報道後も上昇を続けており、CoinGeckoによると12月16日時点で12億2600万ドルに達しています。2021年から2022年にかけてのNFTブームの時期から時価総額を更新できないNFTプロジェクトが多い中で、Pudgy Penguinsは異例ともいえる盛り上がりを見せています。
Pudgy Penguinsは2021年にEthereum上で発行された8,888個限定のNFTコレクションで、それぞれのNFTに異なる絵柄のペンギンをモチーフとしたキャラクターが描かれています。
他のNFTプロジェクトとの大きな相違点として、現実世界においてグッズ販売などのIP展開を行ったことが挙げられます。2022年7月にPMI Toysと提携を結んだ後、2023年5月に「Pudgy Toys」というホビーの販売を開始しています。Pudgy ToysはAmazonやウォルマートなどで販売され、販売開始から7か月間で75万個の販売数を記録するなど、web3ユーザーだけでなく一般ユーザーの認知度向上に大きく寄与することとなりました。
また、ビジネス利用には制約があるものの、NFT保有者は自ら保有するNFTに描かれたキャラクターをIPとして利用できるという特徴を持っています。さらにPudgy Penguinsが提供するOverpassIPというサービスを使うことで、保有するNFTのIPをライセンスすることも可能となっており、ライセンス利用があった場合には、その収益の10~20%程度をロイヤリティとして受け取ることができるような仕組みとなっています。先述したPudgy Toysについても、OverpassIPによるライセンス利用が行われています。
このようなIPを活用した現実世界へのアプローチが機能したことでフロアプライスは上昇を続けていましたが、以下のチャートを見ると直近でさらに急激にフロアプライスが上昇していることが分かります。今回フロアプライスが上昇した背景として、Solana上で「PENGU」という独自トークンをリリースするという発表があったことが挙げられます。
PENGUの総供給量は88,888,888,888枚となっており、このうち25.9%はPudgy Penguinsの保有者に割り当てられることが明記されています。PENGUのエアドロップ(配布)の期待感から、Pudgy Penguinsの取引も活発になり、フロアプライスが上昇した形となっています。
PENGUで特徴的なのは、Pudgy Penguinsが発行されているEthereum上ではなく、Solana上で発行されるといった点です。SolanaではPump.Funというミームコインを誰でも簡単に作成できるプラットフォームが流行しており、その影響からDEXの月間取引量が過去最高となっています。このような状況の中で、流動性が見込めるといった観点から、PENGUを発行するチェーンをSolanaに決定した可能性があります。
現在のNFTコレクション時価総額1位は「CryptoPunks」ですが、その時価総額は15億2600万ドルとなっており、PENGUなどの今後の展開によってはPudgy Penguinsが逆転する可能性もありそうです。
注目の資金調達(12/9~12/15)
※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。
Spexi
調達額: $11.50M
ラウンド: Series A
投資家: Blockchange Venturesなど
カテゴリー: Others
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