#109:ブロックチェーンゲーム「Off The Grid」、Epic Gamesストアの無料ゲームランキングにて一時首位に

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注目トピックス解説

ブロックチェーンゲーム「Off The Grid」、Epic Gamesストアの無料ゲームランキングにて一時首位に

コメント:宮本

ドイツのゲームスタジオであるGunzilla Gamesは10月9日、新作ブロックチェーンゲーム「Off The Grid」の早期アクセス版をリリースしました。リリース後、配信先プラットフォームとなるEpic Gamesストアの人気無料ゲームランキングにて一時首位に立つなど、盛り上がりを見せています。
ブロックチェーンゲームは、ゲーム内アイテムやゲーム内通貨にブロックチェーン技術を活用したゲームのことを指します。主にゲーム内アイテムとしてNFTゲーム内通貨としてトークンが用いられることが多く、それぞれにオープンな二次流通市場が存在することが従来のゲームと異なる点として挙げられます。また、NFT化・トークン化されていることによって、同じブロックチェーン上に構築されているゲームタイトル間でゲーム内アイテムやゲーム内通貨を共有しやすく、相互運用性が高いという特徴を持っています。
Off The Gridはサイバーパンクをテーマとしたバトルロイヤル系TPSとなっており、固有のスキルが付いたサイバーリムという義手・義足を自由に付け替えることができるといった特徴を持ったタイトルです。1ゲームにつき最大150人が参加可能となっており、同ジャンルの中でも1ゲームあたりのプレイ人数が比較的多いのも特徴のひとつです。
Off The Gridはブロックチェーンゲームであることも明記されており、武器やスキンなどの ゲーム内アイテムをNFTに変換できることが示されています。また、NFT化されたゲーム内アイテムは独自トークンである「GUN」を用いて売買することができると説明されています。ブロックチェーンとしてはAvalanche Subnetsを用いて開発された独自レイヤー1である「GUNZ」が利用される予定です。
開発元であるGunzilla Gamesは Openseaとの提携を発表しており、GUNZ上で発行されるOff The Gridのゲーム内アイテムについてはOpensea上で売買可能となる見込みです。
Off The Gridの持つ従来のブロックチェーンゲームと異なる点としては、開発期間・予算面において莫大なコストがかけられているということです。Off The Gridの 開発期間は5年、資金調達額は150億円以上とされており、「AAAタイトル」と呼ばれるような、大手ゲーム会社が看板タイトルとしてリリースするゲームと同じような規模となっています。
また、ブロックチェーン要素がオプションとなっていることも従来のブロックチェーンゲームと異なる点として挙げられます。公式サイトにて、ゲームアイテムのNFT化やNFTの売買についてはオプションとなっており、 NFTを購入しなくても制限なく無料でゲームをプレイすることができると明記されています。
早期アクセス版についてはPCのみの対応となっていますが、 正式リリース時にはPS5やXbox Series Xなどのコンシューマー機にも対応することが発表されており、ブロックチェーンゲームとしては珍しくマルチプラットフォーム対応となる予定です。
Off The Gridは従来のブロックチェーンゲームのように「Play to Earn」を前面に打ち出すのではなく、あくまで新作ゲームタイトルのオプションとしてブロックチェーン要素を用意するという姿勢で一貫しています。早期アクセス版の滑り出しが好調ということもあり、ブロックチェーンゲームの新たなユースケースとなるのか、今後の動向にも注目したいところです。

注目の資金調達(10/14~10/20

※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。

Solv Protocol
日付: 10月14日
調達額: $11.00M
ラウンド: Strategic
投資家: Laser Digitalなど
カテゴリー: DeFi
プロジェクト概要: Solvは、1兆ドル以上のビットコイン資産を活用するための分散型ビットコイン準備金を設立しています。流動性コンセンサスインフラを導入し、伝統的な投資家の参加を促進します。

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担当:松嶋

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