今週もマネックスクリプトバンクから、Web3.0界隈の動きをお伝えします。
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注目トピックス解説
SolanaがAPIツール「Actions」「Blinks」を提供開始、SNS上から暗号資産取引が可能に
コメント:宮本
Actionsは、Solana上の署名可能なトランザクションをアプリケーションからユーザーに送信するAPIです。また、BlinksはActionsを用いた共有可能なURLを発行する機能のことです。BlinksはURLになっているので、Xなどの既存のSNSにBlinksを投稿することで、特定のトランザクションをSNS上から遷移することなく開始することができるようになります。
ただし、Blinksに対応しているDappsでなければBlinksは発行できないということや、Blinksに対応している拡張機能型のウォレットをインストールしていないと通常のリンクになってしまうということなど、利用するためにはいくつかの制約があります。
このままだとイメージがつきにくいかと思いますので、実際のBlinksの例をご紹介したいと思います。以下は、SolanaのDEXとして知られているJupiterがXにポストしたBlinksです。Blinksに対応しているウォレットをインストールしていなかったり、インストールしていても設定を行っていない場合は、以下の画像のように通常のリンクとして表示されます。リンクをクリックしても、JupiterのUSDCとSOLのスワップページに遷移するのみとなっています。
次に、設定を行ってBlinksを有効にした場合を見てみましょう。Blinksを有効にした場合、以下の画像のような表示になります。
このように、X上でUSDCとSOLのスワップボタンが表示されるようになりました。スワップしたい金額のボタンを押すと、ポップアップでウォレットが起動して、そのままトランザクションを実行することができます。
Phantomの場合は、設定画面から「Experimental Features」を選択して、「Solana Actions on X.com」を有効にすることでX上のBlinksが表示されるようになります。
Backpackの場合は、設定画面から「Solana」を選択して、「Allow Solana Actions on X」を有効にすることでX上のBlinksが表示されるようになります。
フロントエンドにトランザクションを開始するボタンを実装するAPIについては、以前からEthereumなどにおいても存在していました。一方で、既存のSNSの投稿などにリンクといった形で埋め込むことができるものはありませんでした。
現在Blinksが利用できるのはXのみですが、今後RedditやDiscordなど他のSNSについても対応を行う可能性が 公式サイトにて示唆されています。
また、ActionsはBlinksだけでなく、QRコードなどやメッセージングアプリへの埋め込みなども可能であると発表しています。Solanaはウォレットなどを内蔵したスマートフォン「Saga」を昨年発売しており、 後継機についても公式サイトにて予約が開始されています。これらのスマートフォンにプリインストールされているメッセージングアプリに、Actionsを統合するなどといった展開も視野に入れているのかもしれません。
Web3技術で推し活を再定義するLuckyFes’24での新たな試み
コメント:勝山
「LuckyFes’24」は、茨城県で開催される大型音楽フェスで、今年は63組のアーティストが参加し、3日間で12万人の来場を目指しています。この規模のイベントでWeb3技術を活用することで、ファンエンゲージメントの新しい形を提示し、音楽フェスの楽しみ方を再定義する試みです。
今回の実証実験の目的は、ファンによる「推し活」(グッズ購入やSNS発信、ストリーミングなど)を可視化し、それをデジタル上で証明するために、譲渡不可なNFTである「SBT(ソウルバンドトークン)」を付与することです。ファンが行った「推し活」の内容に応じて、限定体験や限定コンテンツを提供する予定です。実験には、三井物産の推し活プラットフォーム「オシトラ」が活用されます。
この実証実験は、「推し活をしてくれたファンに対する還元(報酬)が少ない」という問題意識から始まりました。ファンが推し活を通じてアーティストやコンテンツを支援しているにもかかわらず、その貢献に対する報酬が不十分であるという問題を解決するため、より適切な還元ができる新たな推し活プログラムの創出を目指しています。
弊社では、この事業に関するご意見、フィードバックをお待ちしています。詳細については、ぜひ我々のレポートをご覧いただき、これらの取り組みを通じて、Web3技術がもたらす未来のキャラクターサービスと体験を一緒に創り上げていきましょう。
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注目の資金調達(6/24~6/30)
※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。
Net Zero Company
調達額: $5.50M
ラウンド: Seed
投資家: –など
カテゴリー: Others
プロジェクト概要: ネットゼロカンパニーはデジタル資産を活用し、ネットゼロエコシステムの確立を目指しています。この取り組みの中心には、デジタル資産セクターをネットゼロ排出に移行させるためのグリーンデジタルアセットエコシステムの構築があります。ネットゼロカンパニーによるデジタル資産の発行は、検証された二酸化炭素除去(CDR)を象徴しており、ネットゼロカンパニーのネットゼロエコシステムとグリーンデジタルアセットエコシステムを結ぶ要となっています。デジタル資産を鋳造し、具体的で監査されたCDRを表すことで、同社はデジタル資産空間で炭素中立を達成する持続可能な道筋を開拓しています。
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