#92:2024年4月のブロックチェーンゲーム市場、過去最高の投資額と記録的なユニークアクティブウォレット数を記録

今週もマネックスクリプトバンクから、Web3.0界隈の動きをお伝えします。

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注目トピックス解説

2024年4月のブロックチェーンゲーム市場、過去最高の投資額と記録的なユニークアクティブウォレット数を記録

コメント:勝山

DappRadarとBLOCKCHAIN GAME ALLIANCEが最新レポートを発表しました。このレポートから、2024年4月にブロックチェーンゲーム市場が投資額9億8800万ドルに達し、2021年1月以来の最高額を記録するなど、大きな復活を遂げていることが明らかになりました。

このレポートによると、市場の活性化は、デジタル資産への消費者の関心が再燃したことやプレイ・トゥ・エアドロップ(P2A)トレンドが要因となっています。P2Aモデルは、ユーザーがゲームをプレイすることでトークンを無償で獲得できる仕組みです。このモデルは、特に新規ユーザーの獲得や既存ユーザーのエンゲージメント向上に大きな効果が期待されます。また、Web3業界では新しいゲームトークンの普及が話題となっており、これも市場の動向に大きく影響しています。

特筆すべきは、ユニークアクティブウォレット数で、ブロックチェーンゲームプラットフォームRoninが4月のトップに立ち、以前の市場リーダーであったPolygonを抜いたことです。Roninの成功の一因は、特に「Pixels」というゲームのパフォーマンスにあります。このゲームは、ユーザーが農業や探検を通じてトークンを獲得する仕組みを持ち、日間アクティブユーザーが100万人を超えるなど、非常に高い人気を誇っています。これに対し、Polygonは「Matr1x」や「QORPO WORLD」といった強力なゲームカタログを有しているものの、第2位に甘んじる結果となりました。

また、メタバース関連のトップNFTコレクションでも顕著な成長が見られます。例えば、Mocaverseは2024年4月に840万ドルの取引量を記録し、他の競争を圧倒しました。一方、PixelsのFarm Landも148万ドルの取引量を達成し、メタバース市場での地位を確立しています。OthersideのOtherdeedも100万ドルを超える取引量を記録し、メタバース市場の成長を示しています。

これらから、DappRadarのレポートでは、「2万人のレイオフによる業界全体の影響など、重要な課題に直面しているにもかかわらず、ブロックチェーンゲームセクターは強い復活と成長の兆しを見せている」と指摘しています。

さらに、最近、ユービーアイソフトやスクウェア・エニックスなどの大手ゲーム企業がブロックチェーンゲーム市場に参入していることで、技術力や資本力が市場全体の成長を後押ししています。これらの企業は、既存のゲーム開発ノウハウとブロックチェーン技術を組み合わせることで、新しいゲーム体験を提供しています。例えば、スクウェア・エニックスは「SYMBIOGENESIS」というNFTヒーローゲームを開発し、既存のファン層に対して新たな価値を提供しています。

これらの動向を踏まえると、ブロックチェーンゲーム市場は技術革新と消費者の関心の高まりにより、今後もさらなる成長が期待されるといえます。レポートでも、セクターが「再活性化され、新しい技術とイノベーションを活用する準備が整っている」と結論づけました。

ビットコインETFを購入した機関投資家が400超え~ビットコインへの投資はさらに身近に~

コメント:中坪

SECへの提出書類から運用会社大手のブラックロック社が提供している現物ビットコインETFが3ヶ月足らずで414もの機関投資家に保有されたことがわかりました。この書類は1億ドル以上保有する資産の開示を義務付けているため、少なくとも日本円で約155億円以上投資している機関投資家が400を超えるということを意味しています。今年1月のETF承認以来、ビットコインへの投資が加速していますが、承認前に期待されていたように個人だけではなく機関投資家マネーもビットコインに大量に流入しています。今後さらに機関投資家による投資金額が増えることにより、これまで以上にビットコインの価格のボラティリティが落ち着くことが予想されます。また、継続的な購入が続けば価格上昇圧力にもなるでしょう。

ブルームバーグのシニアETFアナリストのEric Balchunas氏がXの投稿で、各ビットコインETFがどれくらいの機関投資家に購入されているか紹介しています。これを見るとブラックロックが提供するIBIT以外に、フィデリティのFBITやビットワイズのBITB、アークインベストメンツのARKBなどを機関投資家が購入しており、この4銘柄に集中していることがわかります。IBITを保有するの最大の機関投資家はミレニアム・マネジメンというヘッジファンドで、3月31日現在、約8億4,400万ドル相当の同銘柄を保有しています。またパブリックセクターもIBITに巨額の投資をしており、米国ウィスコンシン州の年金基金を運用するウィスコンシン州投資委員会も約9900万ドルのIBITを保有し、第6位の巨額保有者となっています。

このような機関投資家のビットコインへのエクスポージャーが増加していることは決して我々に無関係のことではありません。今年から新NISAが始まりましたが、そこで話題となったのがいわゆる「オルカン」と呼ばれる全世界の株式に分散投資できる投資信託です。この「オルカン」のベンチマークを提供するMSCIが、まさにオルカンのベンチマークとして利用されているMSCI ワールドインデックスに、ビットコインへの巨額投資をしていることで有名なマイクロストラテジーズ社を追加したことを5月14日に発表しました。このようにベンチマークにビットコイン関連株や、将来的に現物ETFが組み込まれれば、私たちの投資資金は間接的にビットコインに投資されていくことになります。今後、投資信託やETFの運用資産がどのように変化していくかは注目する価値があるでしょう。

また日本では個人の投資マネーがビットコインに向かう勢いも強まる可能性があります。C2Cマーケットプレイスを展開するメルカリの子会社でビットコイン取引所を運営するメルコインが発表した資料では2024年2月までの1年間で業界全体の新規口座増加数のうちの約63%がメルコインでの開設だったとしています。このうちのどれだけのユーザーがアクティブにビットコインへ投資しているのかは不明ですが、このように身近なサービスにビットコインの売買機能が組み込まれることで、ビットコイン投資が身近になり、今後暗号資産に対する認識も一層好意的なものになっていくことが期待されます。

注目の資金調達(5/13~5/19

※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。

UXLINK

日付: 05月13日
調達額: $5.00M
ラウンド: Undisclosed
投資家: SevenX Venturesなど
カテゴリー: Web3
プロジェクト概要: UXLINKは、スーパーDappsのローンチを目指したWeb3ソーシャルプラットフォームおよびインフラです。一方、UXUYは資産向けのブロックチェーンベースのソーシャルプロトコルとして、包括的な金融と取引の普及のための信頼性のあるインフラソリューションを目指しています。UXUYのビジョンは、金融セクターにブロックチェーン技術をシームレスに統合することを可能にする信頼できるプラットフォームを確立し、金融サービスと取引の機会への広範なアクセスを実現することです。UXUYは資産管理のための安全で効率的な環境を提供することで、包括的な金融プラクティスの大規模な普及を促進し、取引の風景で透明性とアクセシビリティを推進することを目指しています。

ChainML

日付: 05月13日
調達額: $6.20M
ラウンド: Extended Seed
投資家: Hack VCなど
カテゴリー: DeFiInfrastructureWeb3
プロジェクト概要: ChainMLは、経験豊富なテクノロジーエグゼクティブと機械学習専門家によって設立された先駆的なWeb3スタートアップです。彼らの主な目標は、Web3エコシステム内およびさまざまなブロックチェーン間で分散型機械学習と複雑なデータ駆動型計算のための安全でスケーラブルなプロトコルを開発することです。ChainMLは、主要なWeb3プロトコルとデザインパートナーとして協力し、機械学習を分散型ファイナンス(DeFi)、ゲーム、ソーシャルプラットフォーム、およびデータインフラに統合することを目指しています。この戦略的パートナーシップアプローチにより、ChainMLの革新的なソリューションは多様なWeb3アプリケーションの特定のニーズに合わせて設計され、分散型機械学習技術の普及の道を開くことができます。

Polymarket

日付: 05月14日
調達額: $45.00M
ラウンド: Series B
投資家: –など
カテゴリー: Infrastructure
プロジェクト概要: Polymarketは、世界的に有力な予測市場であり、トレーダーは将来の出来事を予測して正確な予測に対する報酬を得るために参加しています。このプラットフォームは、市場価格が重要な出来事の発生確率を反映することで、ニュースのリアルタイムな反応を促進しています。機関、個人、メディアに信頼されており、Polymarketの予測は政治、時事、ポップカルチャーなどのさまざまな分野で将来に関する洞察を提供しています。2024年だけで、Polymarketには驚異的な2億2000万ドルの予測が記録されています。これらの予測の膨大な量は、プラットフォームが予測的洞察の信頼できる情報源としての重要性を裏付け、意思決定プロセスを形成し、進行中の出来事に対するより深い理解を促進しています。

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担当:松嶋

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