#91:ケニア大統領、米ビットコインマイニング企業を暗号資産コンサルタントに任命

今週もマネックスクリプトバンクから、Web3.0界隈の動きをお伝えします。

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注目トピックス解説

ケニア大統領、米ビットコインマイニング企業を暗号資産コンサルタントに任命

コメント:青木

ケニアの大統領であるウィリアム・ルト氏は、アメリカのビットコインマイニング企業であるマラソン・デジタルHDを暗号資産政策とマイニングに関連するエネルギー需要についてのコンサルタントとして任命したと発表しました。

この取り組みは、国の財政不安と自国通貨安に加えて、暗号資産や米国株取引に興味を示す個人投資家が増え続けるなかで、暗号資産規制の明確化とエネルギー利用の最適化を図るための動きです。この流れに沿って、マラソン・デジタルHDはケニア政府との間でマイニング用のデータセンターの開発と地域エネルギー活用に関する協議を行っています。

マラソン・デジタルHDがケニアでのデータセンター開発を選んだ理由の一つに、マイニング施設に必要な再生可能エネルギーへのアクセスの可能性が挙げられます。そもそもビットコインマイニングはProof of Work(PoW)コンセンサスアルゴリズムを使用しており、大量の計算処理が必要です。これには、高性能なコンピュータと大量の電力が必要とされるため、費用を抑えることのできる再生可能エネルギーを利用できる場所が好まれます。ケニアは総発電量の40%を地熱発電が占めており、さらには先進国からの技術提供により地熱エネルギー生産に余剰があると言われています。同国では、実際に米ブロック社が出資するマイニング企業Gridlessが地熱エネルギーを利用してマイニングを行うなど、再生可能エネルギーを用いたビットコインマイニングの先行例がすでに存在しています。

マラソン・デジタルHDの動向は、これに続く形で、国内のエネルギー資源を活用し、同時に国の暗号資産市場の整備を進めるという点で、非常に注目される事例となります。今後の展開によっては、マイニング施設の建設だけでなく、国内での暗号資産に関する規制や政策の進展も期待されるため、世界的にもその成果が注目されることでしょう。​​​​​​​

昨年に引き続き、東京都セキュリティトークン市場拡大促進事業補助金が始まる

コメント:泉

東京都は4/30、セキュリティトークンの健全な市場形成とユースケース創出を実現し、東京の金融都市としての側面を強めるために補助金の交付を始めました。

補助金の対象経費としては、プラットフォーム利用料、専門家等への相談経費、システム開発経費の三点になっています。また、補助金の上限は750万円と定められており、過年度に申請し採択された事業者は300万円を上限としています。

このような日本の地方行政によるデジタル資産・web3への支援はここ数年で本格化しています。大阪府は昨年に中小企業向けの交付金事業の一環でweb3に特化したアクセラレーション・プログラムを開催しました。また京都府でも昨年にweb3・メタバース関連のコミュニティが発足し、京都の魅力を伝えるためのデジタル技術の活用が官民連携して検討されています。

国の行政によるデジタル通貨・web3推進も続いています。2024年2月には、スタートアップが投資ファンドから出資を受ける際、株式などの代わりに暗号資産を用いて資金調達が可能になる旨の法案が閣議決定されました。また最近では自民党web3PTがホワイトペーパーをアップデートし、合同会社型DAOの実現などが議論されています。

日本は、先んじて規制を強化したために、海外に比べてデジタル資産・web3関連のスタートアップの数がまだまだ少ないのが実情です。こうした国や地方自治体による支援を活かした企業・プロジェクトが増えることで、この分野における日本の国際的なプレゼンスが高まることが期待されます。

注目の資金調達(5/6~5/12

※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。

BitTapLab

日付: 05月06日
調達額: —
ラウンド: Pre-Seed
投資家: Waterdrip Capitalなど
カテゴリー: DeFi
プロジェクト概要: BitTapLabは、Taproot Assetsを管理するために設計された先駆的な分散型プラットフォームで、暗号通貨の追跡、送金、保管、交換、購入、NFTへの投資を提供するユーザーフレンドリーなソリューションです。ユーザー所有権を重視し、ニーモニックフレーズや秘密鍵がユーザーによって完全に制御されることを保証しています。BitTapLabを使用すると、ユーザーはどんなデバイスでもウォレットを作成またはインポートする柔軟性があり、利便性とアクセシビリティが提供されます。この革新的なプラットフォームは、デジタル資産とのやり取りを簡素化し、暗号通貨やNFTの世界と効率的に安全にやり取りする方法を提供することを目指しています。

Bondex

日付: 05月06日
調達額: —
ラウンド: Strategic
投資家: Dext Force Venturesなど
カテゴリー: Web3
プロジェクト概要: Bondexは、革新的なWeb3プロフェッショナルネットワークで、革新的なインセンティブモデルを活用してユーザーに力を与え、採用プロセスを向上させる未来の仕事を革新しています。プラットフォームは、グローバルな人材プールを活用し、Bond PointsとBDXNトークンを通じてトークン化を利用してエンゲージメントを促進します。ゲーミフィケーションとブロックチェーンのインセンティブを取り入れることで、Bondexは需要と供給の両面に対処し、従来の人材市場を破壊します。このユニークなアプローチは、採用プロセスを効率化するだけでなく、ユーザーが積極的に参加するようインセンティブを与えるダイナミックなエコシステムを作り出します。Bondexのビジョンは、プロフェッショナルがデジタル時代につながり、協力する方法を再定義し、労働力の進化するニーズに対する分散化で効率的なソリューションを提供することです。

SlingShot DAO

日付: 05月08日
調達額: $3.00M
ラウンド: Undisclosed
投資家: Alphabit Digital Currency Fundなど
カテゴリー: Others
プロジェクト概要: SlingShot DAOは創造性と協力を育む活気あるコミュニティで、革新的なゲームコンセプトを生み出しています。SlingShotアプリを通じて、メンバーは自分のアイデアを共有し、共通のビジョンに貢献することが奨励されています。プラットフォームは個性を尊重し、積極的な参加を評価し、各メンバーの独自の強みを祝福しています。SlingShot DAOはコミュニティの無限の想像力にアクセスし、未開の可能性を開放し、誰もが繁栄できる相互に有益な環境を作り出しています。SlingShot DAOに参加することは、インスピレーション、認識、成長の旅に乗り出すことを意味し、あなたの貢献が評価されるだけでなく、ゲームの未来を形作る力を持っています。

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担当:松嶋

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