#88:マツダが初となるデジタルアートコレクション「Meta-Mazda」をローンチ

今週もマネックスクリプトバンクから、Web3.0界隈の動きをお伝えします。

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注目トピックス解説

マツダが初となるデジタルアートコレクション「Meta-Mazda」をローンチ

コメント:勝山

日本の自動車製造大手であるマツダ株式会社が、革新的な「Meta-Mazda」プロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトは、シンシズモ株式会社、その共同設立者である飯泉氏、そして博報堂キースリーの協力のもとに展開されます。

「Meta-Mazda」とは、マツダが初めて取り組むNFT技術によるデジタルアート作品であり、ブランドアイデンティティの新しい形を模索し、顧客との接点を拡大する試みです。このコレクションには、マツダの歴史、日本の四季、広島の風土をテーマにした作品が含まれ、NA/NDロードスターをフィーチャーした作品やシークレット作品が特に注目を集めています。

博報堂キースリーが主催したWeb3グローバルハッカソン2023での優勝チーム「MAZDA Driver Identity」との共同開発により、Astar Networkが提供する期間限定カプセルトイキャンペーン 「Yoki Origins」を通じ、限定数のデジタルアートが購入可能になっています。このキャンペーンは、Astar Networkのイーサリアムレイヤー2ソリューション「Astar zkEVM」のローンチを記念したものです。

2024年4月5日から5月6日までの販売期間中、価格は0.003ETH(約1,500円)で、総量は22,222個に限定されています。これらの作品を通じて、マツダはデジタル領域での新たな物語を紡ぎ、将来的にはこの分野での象徴的な存在へと成長することを目指しています。

自動車メーカーがNFTを活用する事例は国内外で見られます。例えば、ポルシェはデジタルカードの収集・交換プラットフォームを運営し、収益を非営利団体に寄付しました。スズキは新時代のモータースポーツイベントで記念NFTを配布するなど、自動車メーカーとNFTプロジェクトのコラボレーションが進んでいます。

自動車メーカーとNFTプロジェクトのコラボレーションがもたらす最大のメリットは、ブランドイメージの向上だと考えられます。NFTの希少性と価値を活用することで、新しい顧客層を獲得し、既存の顧客との関係を深めることが可能になります。特に自動車離れの進むデジタルネイティブな若年層に対しては、独自のデジタルアート作品などを通じてブランドの革新性と先進性をアピールし、自動車への興味関心を呼び戻すきっかけになります。また、NFTの販売やオークションを通じて得られる収益は、新たなビジネスモデルの構築や社会貢献活動への再投資に活用でき、ブランドの社会的責任(CSR)の実践としても評価されます。

マツダの「Meta-Mazda」プロジェクトをはじめ、自動車メーカーはNFTなどの新しい技術を取り入れることでデジタル上における新たなブランド価値の創出に動いています。今後はそのようなデジタル領域での取り組みがますます加速し、それによって実物の自動車やドライブ体験の価値が見直される面もあるでしょう。

暗号資産運用会社ギャラクシーデジタルが1億ドル規模のファンド立ち上げ~今後の資金調達の注目領域は?

コメント:中坪

暗号資産運用の代表的な企業である米ギャラクシーデジタルが暗号資産関連スタートアップ向けに1億ドルのファンドを設立していると報道されています。DeFiをはじめとする金融系アプリケーション、インフラ、プロトコルなどの分野に焦点を当て、3年間で最大30社のスタートアップにそれぞれ100万ドル以上を投資するとしています。さらに先週は同じくギャラクシーデジタルがグローバルアセットマネジメント企業のBrevan Howard Digitalとともに、クリプトアクセラレーターのアライアンスの三番目のファンドに共同出資したことも 報じられています。ギャラクシーデジタル筆頭に、クリプト業界へのベンチャー投資資金が膨れ上がっており、クリプトスタートアップにとってはかなり追い風になりそうです。

ここで直近のクリプト関連の資金調達を振り返ってみたいと思います。Messariなどの資料によれば、2024年1月から3月の四半期は、前年同期比で資金調達額が23%減少したものの、調達件数は増加しています。また、昨年7月からは順調に調達額、調達件数ともに増加傾向にあります。特に2024年に入ってからの増加は顕著で、今後米国で予想されている利下げのことも考慮すれば、先述のギャラクシーデジタルを筆頭に、暗号資産に特化したファンドも今後さらに資金の供与元として巨額の投資を行っていくことが予測されます。

今四半期で特に資金調達額が大きかったのはイーサリアム上でリステーキングを提供するEigenLayerの開発元であるEigen Labsです。シリーズBで1億ドルの資金調達を行いましたが、これは全てアメリカの著名VCであるa16zのクリプト部門によるものです。また、イーサリアムのレイヤー2を提供するOptimismもプライベートトークンセールを実施し、8900万ドルを調達しました。直近のイーサリアムのアップデートでレイヤー2の手数料が格段に下がり、さらにイーサリアム上での開発が魅力的なものになるトレンドが資金調達の側面からも現れています。ガス代の低下の恩恵はOptimismだけが受けるわけではなく、むしろより競争が激しくなることが予想されており、ここで調達した資金をどうバリューアップに繋げられるかが、Optimismの今後を左右すると言えるでしょう。

最初にも述べたように、今回のギャラクシーデジタルのファンドはインフラやプロトコルなどに特化するとされており、まさしくEigenLayerやOptimismのようなサービスに対する投資が加速すると思われます。特にレイヤー2の領域では今年3月の資金調達額が2.5億ドルに登るなど、この一年で最も大きな資金が流入しています。今後のトレンドを読む上で、イーサリアムやレイヤー2に関連したプロジェクトの資金調達事情には注視しておきたいところです。

注目の資金調達(4/1~4/7

※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。

Cellula

日付: 04月05日
調達額: $2.00M
ラウンド: Pre-Seed
投資家: SevenX Venturesなど
カテゴリー: Others
プロジェクト概要: セルラは革新的なフルオンチェインゲームへのアプローチでゲーム業界を革命化する最前線に立っています。人工知能の能力を活用することで、セルラは無限の組み合わせ性と戦略ゲームでの持続性を特徴とする新しいゲーム体験を創造しています。この最先端技術により、プレイヤーは可能性が無限大のダイナミックで常に進化するゲーム環境に没頭することができます。伝統的なゲームの枠組みを超えることにコミットしているセルラは、その分野での先駆者として際立っています。人工知能とブロックチェーン技術を組み合わせることに焦点を当てているセルラは、プレイヤーを魅了し、ゲームの未来を再定義する新しいインタラクティブで魅力的なゲーム体験の時代を切り拓いています。

QuantAMM

日付: 04月06日
調達額: $1.85M
ラウンド: Pre-Seed
投資家: 8VCなど
カテゴリー: DeFi
プロジェクト概要: QuantAMMは、先進的なAMM実行管理の進歩により、DeFiの景観を革新している主要なオンチェーン資産管理インフラプロバイダーです。スリッページを最小限に抑え、資産の再バランスプロセスを効率化する革新的なソリューションを導入することで、QuantAMMの次世代のパッシブ管理型DeFi製品は、従来のCEXベースの製品を上回る効率性を提供しています。同社の製品ラインナップには、認可された地域のネイティブDeFiユーザー向けに設計された、ブロックチェーン取引ファンド(BTFs)として知られる先駆的なDeFiカテゴリーが含まれています。さらに、QuantAMMはファミリーオフィスポートフォリオや機関資産参照トークン向けのカスタマイズされたソリューションも提供しています。ユーザーエクスペリエンスの向上と資産管理戦略の最適化に焦点を当て、QuantAMMは分散型ファイナンスセクターで革新を推進する最前線に立っています。

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担当:松嶋

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