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注目トピックス解説
コメント:宮本
ブロックチェーンゲームの「STEPN GO」は12月5日、スポーツブランド大手のadidasとコラボした実物のスニーカーを発表しました。
STEPN GOは歩くことで
暗号資産を稼ぐ「Move to Earn」をテーマにしたフィットネスアプリで、2021年にリリースされた「STEPN」の続編となるものです。STEPN GOとSTEPNでは、スニーカー
NFTを保有した状態で現実世界で歩いたり走ったりすることで、その距離に基づいてゲーム内通貨(トークン)を得られるような仕組みとなっています。STEPNは4月15日にadidasとパートナーシップを締結しており、その際に「STEPN x adidas Genesis Sneakers」というSTEPNで利用できるコラボNFTを発売しています。
今回発表されたコラボスニーカーは、adidasが展開する「Ultraboost 5」シリーズをベースにしたオリジナルデザインの実物のスニーカーとなっています。コラボスニーカーは1,200足限定となっており、このうち800足については過去に発売したコラボNFTである「STEPN x adidas Genesis Sneakers」「STEPN GO x adidas Genesis Sneakers」を12月12日0:00(UTC)時点で保有しているユーザーに、抽選で配布されることが明記されています。
ここで特徴的なのは、配布されるのはコラボスニーカーそのものではなく、コラボスニーカーと引き換えることができる権利が付いたチケットNFTである、という点です。
チケットNFTには引き換えることができるコラボスニーカーのサイズおよびバージョン(レディースまたはメンズ)が表示されており、これらはランダムになっています。さらにチケットNFTについて、二次流通を行うことができる期間が定められており、12月17日から1月6日までの3週間限定でSTEPNの開発元が運営する
NFTマーケットプレイス「MOOAR」上で売買することができることが明らかになっています。
当選したチケットNFTに表示されたコラボスニーカーのサイズやバージョンが合わないユーザーや、当選しなかったもののコラボスニーカーが欲しいユーザーがここで売買に参加することが予想されます。
MOOAR上の取引には2%の手数料が発生するため、STEPNの開発元に一定の収益が入る仕様となっています。
コラボスニーカーとの引き換え期間については、二次流通期間が終了した後となる1月6日から1月22日に設定されています。また、スニーカーの色については引き換え時に4種類からランダムで選ばれることが明記されています。
今回の発表からは、コラボNFTの流動性を確保するとともに、「実物のスニーカーが抽選で当たる」というユーティリティを付与することで今後のコラボNFTへの期待感を高めるといった意図が読み取れます。
同じくスポーツブランド大手がNFTをリリースした事例として、NIKEの「RTFKT」が挙げられますが、
このRTFKTについては2025年1月末までにサービスを終了することが報じられています。RTFKTも2022年に実物スニーカーと紐づくNFTをリリースしていますが、配布ではなく販売としていたことや、抽選に参加するためのNFTにその他のユーティリティがなかったという相違点が見られます。スポーツブランド大手などが提供するNFTについて、今後は現実世界の資産と紐づくようなRWA(Real World Assets)的なユーティリティだけでなく、STEPNのようなゲームなどで利用できるユーティリティを合わせて提供する方向にシフトしていく可能性があります。
注目の資金調達(12/2~12/8)
※本まとめはGPT3.5によって自動生成されており、その内容の正確性を保証するものではありません。事例の概要を網羅的に把握するのにお役立てください。
GAIB
日付: 12月03日
調達額: $5.00M
ラウンド: Pre-Seed
投資家: Hack VCなど
カテゴリー: Infrastructure
プロジェクト概要: GAIBは、GPUを
トークン化してAIコンピューティングリソースへのアクセスを向上させる革新的な暗号AIプラットフォームです。AI技術の民主化を目指しています。
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担当:松嶋
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